金曜日の午前、ロサンゼルス・ドジャースの広大な施設内にあるサブグラウンドの一つには、450人を超える報道陣やファン、見物人が詰めかけた。彼らの視線の先にいたのは、キャッチボールを行う大谷翔平だ。その後、群衆は近くのブルペンへと移動し、大谷が目に見えるほどの熱量で投じた27球の投球練習を見守った。
これは単なるキャンプインの光景ではない。大谷が本格的な「二刀流」として完全復活を遂げるプロセスの幕開けである。
2023年12月にドジャースと契約して以来、大谷にとって今回が初めて、怪我のない通常のオフシーズンとなった。2度目の右肘手術を経て本格的な先発復帰を果たした今、彼は間もなく、選手個々の能力を最大限に引き出すことで定評のある球団において、6ヶ月から7ヶ月に及ぶシーズンを通した投打の兼任という難題に挑む。周囲の期待は、彼自身にとっても類を見ないほど高まっている。
ワールドシリーズ3連覇を目指すドジャースが2026年最初の公式練習を行う中、会話の中心となったのは「サイ・ヤング賞」という言葉だった。これは大谷が唯一手にしていない主要タイトルである。この賞が目標かと問われた大谷は、通訳を介して次のように語った。
「最終的にサイ・ヤング賞という結果がついてくれば、それは素晴らしいことです。サイ・ヤング賞を獲得するということは、より多くのイニングを投げ、シーズンを通して投げ抜くことができた証でもあります。そうなれば僕にとって良い兆候と言えますが、それ以上に、年間を通して健康でいることに重点を置いています」
大谷はロサンゼルス・エンゼルス時代の2021年から2023年にかけて、肘の側副靭帯再建術の合間を縫いながら34勝16敗、防御率2.84を記録した。2022年にはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞投票で4位に入っている。
ドジャースでの登板初年度となった昨年、大谷は6月中旬にマウンド復帰を果たした。慎重に球数を増やしながら最終的に47イニングを投げ、防御率2.87、62奪三振、わずか9四球という成績を残した。ポストシーズンでは中3日での登板を含む4試合に先発。防御率4.43という数字は、内容自体が指標ほど悪くなかったとはいえ、本人の納得のいくものではなかった。
シーズン終盤まで二刀流を継続したことについて、大谷は「全体として非常に良い経験だった」と振り返る一方で、「その影響は確かに感じた。その意味で、今回の経験を糧にしていきたい」と付け加えた。
デーブ・ロバーツ監督は、約21ヶ月に及ぶブランクを感じさせない大谷の制球力に感銘を受けていた。特に変化球の感覚、それを自在に操る能力に驚き、さらなる伸びしろを示唆した。
「彼はまだまだ良くなるだろう」とロバーツ監督は言う。「私の期待がどうあれ、彼はそれを上回る結果を出すはずだ。彼がサイ・ヤング賞の争いに加わることを期待していると言っても過言ではない。しかし、我々が望むのは彼が健康で先発ローテーションを守ることだ。数字や統計は後からついてくるものだ」
大谷はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本代表として打者専念で出場する予定だが、2月初旬にはドジャースのキャンプ地に入り、一般公開前から既に数回のブルペン入りを済ませていた。野手陣が合流する来週早々には打者との対戦を開始したい意向で、開幕ローテーション入りに向けて順調な仕上がりを見せている。
31歳のシーズンを迎える大谷は、過去5年間で4度のMVPに輝き、その全てが満票選出という異次元の成績を誇る。後払いを含む7億ドルの巨額契約で加入したドジャースでの2年間では、「50本塁打・50盗塁(50/50)」の達成、2度のシルバースラッガー賞受賞、そしてワールドシリーズ連覇を成し遂げた。その実績と唯一無二の才能から、多くの者が彼を「史上最高の野球選手」と見なしているが、彼の前にはまだ多くの可能性が広がっている。
それでも、大谷が公に語る目標は至ってシンプルだ。
2026年の抱負を問われた大谷は、「投手としても打者としても、一年間を通して健康でいること。それが自分にとっても、もちろんチームにとっても良いことだと思うので」と結んだ。
Dodgers' Ohtani eyes 'being healthy the whole year,' shot at Cy YoungShohei Ohtani's 27-pitch mound session at the Dodgers' sprawling complex Friday morning marked the start of spring train...
海外の反応
山本由伸が獲れないなら、大谷も無理だろw
MVP?余裕。サイ・ヤング賞?絶対ねーわ。
それな。大谷ファンだけど今シーズンは無理だと思う。
才能は間違いなくあるけど、6人ローテじゃイニング数が足りなすぎる。
6人ローテもそうだけど、ドジャースがポストシーズンのためにレギュラーシーズンで温存しまくるだろ。
2021年とか2023年の130イニングくらいはいけるだろうけど、2022年の165イニング超えは厳しいんじゃね?
そうなると、完封とかノーヒッターみたいなインパクトのある投球をする機会も減るし、票も集まらんわな。
同意。見てみたいけど可能性はゼロに近い。
他のライバルは投球のことだけ考えてればいいし、登板間隔もしっかり休めるしな。
そもそも一番のチャンスは2021年〜2023年の間だった。ポール・スキーンズみたいなバケモノが現れる前にな。
2022年のスタッツが2021年か2023年に出せてれば、たぶん獲れてた。
去年の大谷はイニング数こそ少なかったけど、内容はエグかった。
規定に全然足りてないのに、期待防御率(xERA)とか奪三振率は先発の中でメジャートップだったしな。
通算の奪三振率だってメジャー史上最高だし。
大谷って「やる」って決めたら予想をぶち抜いてくるじゃん(2024年の59盗塁みたいに)。
サイ・ヤング賞はハードル高いけど、あいつが獲っても俺は驚かないね。
WSの投球はブルージェイズにとって休息時間みたいだったけどな。まあ山本と比較しちゃうからかもだけど。
つーかスネルだってサイ・ヤング賞獲ってるけど、WSじゃ微妙だったろ。
あんなエリート打者なのに、肘を壊すリスクを冒してまで投げさせるのは正直怖い。
可能性が低いのはわかる。けど、大谷に対して「チャンスがない」って断言するのは流石に滑稽だろ。
だよな、あの男なら不可能も可能にするわ。
大谷は最高の打者だし、良い投手だ。けど、どっちも「世界一」だなんて言うのはバカげてる。
リーグ最高の打者っていう議論なら余裕で成立するだろ。
フリーマンの方が数字良くなかったっけ?俺の記憶違いか?
まあ俺が言いたいのは「総合力」の話なんだけどさ。
いやいや。ジャッジの方が上だし、比較にすらならん。
リーグが違うだろ。
あ、ごめん。「メジャー全体」の話かと思った。
ナ・リーグなら最強の打者だよ。
じゃあなんでDHでMVP獲れたと思ってんだよw
投げるからだろ。
正直、打率.270で20本、防御率4.00だったとしても自動的にMVPになると思うわ。
ブルペン枠を一個空けられるってだけで価値が違いすぎる。
他の投手と比べてイニング数が足りなすぎて無理だろ。
とにかく大谷の腕が持つことを祈るわ。
もしあいつが欠場するようなことになったら、野球界、いやスポーツ界全体にとって大損失だ。
チーム内で2番手の先発だろ。期待はしてないけど、見られたら最高だな。
みんなWAR15とかいうバケモノシーズンを待ってるんだ。
WAR15なんて絶対無理。
15は無理でも,フル稼働すれば12か13なら現実的だろ。
現実的?いやいや。キャリアハイが10.4だぞ。
もう31歳なんだから、そこから劇的に数字を伸ばすなんて無理ゲー。
打撃は年々進化してるし、去年の指標見ても投手としても成長してる。
2021-2023の投手WAR平均が4.7で、2024-2025の打撃WARが7.9だ。
両方フルでやったらどうなるか楽しみだわ。
24年は打撃だけでWAR9.2だぞ。
投打両方で神がかったシーズンになれば、あり得ない話じゃない。
去年は両方やってWAR7.7だったろ。15なんて夢のまた夢。
投手WARで6出した時は、打撃WARは3.6しかなかった。
今は打者として覚醒してるけど、両方をあの高レベルで維持するのは無理だと思うわ。
打者として進化してる間に投球を制限してたんだから、維持できるかなんて誰にもわからん。
打撃がステップアップしてから、初めてフルで二刀流をやるシーズンになるんだし。
まあ厳しいだろうけど、可能性0%とは言いきれないだろ。
スキーンズがいるのに、どうやったら他のやつに賭けられるんだ…?
スタッツは完璧じゃないとダメだな。欠場なし、防御率2.50以下、奪三振率トップは必須。
通算奪三振率で歴代1位の大谷にとって、奪三振率トップなんてハードル低すぎて話にならんわ。
奪三振率は常に最高だし、WHIP(1イニングあたりの許した走者)も異常。球筋もエグい。
怪我さえしなけりゃ、お前らひっくり返るぞ。
良いピッチャーなのは全員わかってる。けどサイ・ヤング賞はない。
立ち上がりが遅いのが唯一の弱点だな。
1回の失点癖さえ直せば、サイ・ヤング賞の穴馬として面白いと思うぞ。
まあ有名すぎてオッズは美味くないだろうけど。
万が一の可能性だとしても、常に高みを目指す姿勢は尊敬するわ。
今まで全部実現させてきたんだ、やらせておこうぜ。
自信満々なのはいいけど、よっぽど周りのレベルが低い年じゃないと無理。
正直イメージ湧かないわ。
ナ・リーグには大谷より上のピッチャーが少なくとも4人はいる。
そいつらが全員怪我するか絶不調になって、大谷がフルポテンシャルを発揮しない限りノーチャン。
もしサイ・ヤング賞とMVPを同時に獲ったら、文句なしで史上最高(GOAT)だな。
実現するとは思わないけど、あいつは「絶対無理」って思われてたことを今までやってきたからなぁ。
何よりもイニング数だよな。6人ローテで記者の目を引くほどの数字を稼げるかどうか。
2022年以外で150イニング超えたことないし。
俺の賭けなら、7対2で「獲れない」に賭けるわ。
自チームの中でもベストじゃないだろ。山本の方が獲る可能性高い。
そもそも全投手にチャンスはあるんじゃね?
理論上はな。けど実際は無理。
過去20年の投票見ても、中継ぎ投手に票が入ったことなんて一度もないし。
大谷より山本に賭けるわ。
スクーバル(ア・リーグ)と同じリーグじゃなくて良かったな。
大谷は大好きだけど、サイ・ヤング賞まで狙うのは流石に妄想だろ。
それESPNの記者が付け足した言葉だぞ。
元のインタビューじゃ「シーズン通して健康でいたい」としか言ってない。
サイ・ヤング賞が目標っていうより、二刀流として健康でいることが優先で、その結果として獲れたら最高って感じだろ。
可能性は低いけど、大谷に関しては「何をするか予測不能」なのが歴史。
3打席連続ホームラン打ちながら、60イニング連続無失点とかやりかねん。
リーグには純粋な「投手専門」の化け物が多すぎる。
大谷は良くて3番手先発だろ。
まあ「3番手先発」兼「MVP級DH」が一人の中に収まってるってだけで十分異常なんだけど。
