スレ主
世界中でインフレが酷いけど、この資料によると日本は運が良かったみたい。
https://www.visualcapitalist.com/global-inflation-by-country-2020-2025/
資料の要約
- 2020年から2025年までの物価の累積変化(インフレ率)を国別にマッピングしている。
- 先進国・新興国を含む多くの国でインフレが発生しており、特に供給制約・エネルギー・原材料価格の上昇・パンデミック後の景気回復過程がインフレの背景となっている。
- 米国やドイツなどの先進国で累積インフレが20%以上となっている例がある一方、アジアの国々・日本などでは比較的緩やかな累積上昇にとどまっています。
- 地域別にみると、新興国・途上国では非常に高い累積率(中には100%を超える国も)となっており、世界全体でインフレ圧力が高まっていることが可視化されている。
資料中の日本に関する記述
- 日本の2020年から2025年までの累積インフレ率は約 8%前後であり、他の先進国(例えば米国:23%、ドイツ:22%)と比べてかなり低水準。
- インフレ率の低さは、過去数十年にわたって持続してきた日本の低インフレ・デフレの影響により、他国に比べてインフレの波が比較的緩やかに訪れていることを示唆している。
海外の反応
1. 海外の反応
何年もずっと物価上昇を免れてきたけど、さすがに最近は効いてきたね。みんな値上げしてるよ。俺の理髪店、行きつけのレストラン、クリーニング屋、地元のバス会社まで。息子たちまで「インフレのせいだ」って言い訳してお小遣い上げろって言ってくるんだ!!
↳ 2. 海外の反応
俺はもう髪の毛持つのやめた。週に1~2回自分でバリカンしてる。いつも完璧にスッキリしてるし、1円もかからない!
↳ 3. 海外の反応
早めにハゲ始めたおかげで浮いた金サイコー!
↳ 4. 海外の反応
/r/bald!(ハゲ板へようこそ)
↳ 5. 海外の反応
そのうち俺もそっち側になるかもだけど、今のところまだそこそこ残ってるわ。
6. 海外の反応
で、日本の実質賃金を見てみると…他の先進国は伸びてるのに、日本は何年も下がり続けてるんだよね。
↳ 7. 海外の反応
実質賃金っていうのはインフレ調整後の賃金のことだよね。それがスレ主が話してることだと思う。日本は他の先進国と比べれば相対的にはまだマシだよ。
↳ 8. 海外の反応
どのデータを見て言ってるのかわからないけど、日本は決して好調じゃないと思う。
バブル崩壊以後、ほとんど経済成長していないことを指してたコメントのようです。

↳ 9. 海外の反応
世界的に見れば、日本はまだマシだよ。
それに、実質賃金の統計は富の格差を考慮してないことも多い。つまり、上位1%の賃金が伸びると、統計上は全体の賃金が増えているように見えるけど、平均的な労働者は実際にはあまり恩恵を受けていないこともある。
だから平均値ではなく、中央値を見るなど、もっと包括的な視点が必要だと思う。
↳ 10. 海外の反応
アメリカの「平均」賃金データは、上位層に集中した極端な格差を隠してる。一方、日本の賃金停滞は所得層全体に均等に分布してる感じだね。
11. 海外の反応
そうだけど、日本はそもそも給料の昇給がほとんどないんだよね。それもまた悪い状況。
12. 海外の反応
これは偶然じゃない。戦略的なんだよ。日本の経済について文句言う人は多いけど、裏でずっと賢い人たちが動いてきたことに気づいてない。
↳ 13. 海外の反応
年金制度を見ればわかるよ。西ヨーロッパは日本から学ぶべきだね。どうやって人々の退職金を管理するかって点で。
↳ 14. 海外の反応
この2つのコメントは正しくない。日本は将来的に年金支払う現役労働者が足りなくて大変になるよ。年金は労働者の賃金の半分以下で、実質的な購買力もどんどん弱くなってる。インフレが本格的に来ると制度はかなり圧迫される。何十年もインフレを起こそうとしてもできなかったってのが現実。あれが安倍の三本の矢政策だったんだ。だから、「戦略的な頭脳」っていうのはちょっと違うんじゃない?
↳ 15. 海外の反応
日本の年金積立金は世界最大の200兆円で、今は全く使われてないんだよ。年金支払いは100%拠出金でまかなわれていて、積立金は増え続けてる。年金支給年齢を引き上げたのも、将来のリスクに備えるためで「やばい!」って対応じゃない。現実的に、積立金は何世代にも渡って持つだろう。
西ヨーロッパの年金制度は積立金がなくて「賦課方式(現役が払う分で高齢者に給付)」だ。
↳ 16. 海外の反応
ただ問題なのは労働者が足りないこと。コンビニも郵便局も人手不足。でも日本は他の国と違って、基本的に全部が24時間動いてる(コンビニは24時間、郵便も週末や夜間も配達)。うん、全然違う。
17. 海外の反応
日本もインフレは高いよ。円安も影響してる(みんなの経験談通り)。確かに辛いけど、他国と比べればまだマシ。アメリカ人として言えるけど、アメリカで暮らすのはもう本当に大変だよ。
↳ 18. 海外の反応
他の人も言ってるけど、賃金も上がってるし投資も上がってる。株式市場はずっと上昇中。
↳ 19. 海外の反応
でもアメリカの連邦最低賃金7.25ドルは2009年から変わってない。平均賃金が上がってるのはどこから来てるかわかるね。
管理人の考察・感想
正直、日本のインフレって、他の国と比べたらまだマシな方なんですよね。欧米なんて、物価上昇が本当にえげつない。それに比べたら、日本は上昇率が低くて落ち着いてるように見えます。でも、その裏で確実に生活が苦しくなってる人が増えてるのも事実です。なぜなら「実質賃金」が下がってるから。つまり、給料が上がっても、それ以上に物価が上がっている。数字の上では成長してるように見えても、手取りで感じる生活の豊かさはどんどん減ってるんですよね。
最近になって政府が「賃金上昇に本気で取り組む」って言い始めましたけど、正直「今さら?」って思っちゃう人も多いと思います。ここ10年、企業の内部留保は増え続けてるのに、従業員の給料はほとんど上がってない。景気対策や金融緩和で企業が儲かる構造は作れたけど、その恩恵が庶民に回ってこなかったのが今の日本の現実です。だから「これからは本気です!」と言われても、ちょっと疑いの目で見てしまいますよね。
日本政府が本気で賃金上昇に取り組むと表明
日本政府は2025年の「骨太の方針2025」などで、賃金上昇について具体的な目標を設定しています。主な目標は以下の通りです。
- 実質賃金の年1%程度の上昇を2029年度までの5年間で定着させること。
- 全国の最低賃金を2020年代中に時給1500円まで引き上げること(以前の「2030年代半ばまで」という目標を前倒し)。
- 最低賃金引き上げは中央最低賃金審議会の目安を超えた場合、売上拡大や生産性向上を図る事業者への政府補助金や都道府県の支援を強化する方針。
- 賃上げ促進のために、価格転嫁の推進、省力化投資支援、中小企業のM&A支援、リスキリングやジョブ型雇用促進、労働市場の流動性向上など複合的な施策を実施。
骨太の方針とは
正式には「経済財政運営と改革の基本方針」といい、日本政府が毎年6月頃に閣議決定する重要政策の指針です。政府がその年の経済・財政・社会保障の運営方針や改革の方向性を明確に示し、翌年度の予算編成の基礎となる「政策の設計図」として位置づけられています。
さらに厄介なのは、少子高齢化が本格的に進んでいること。労働人口が減って、社会保障の負担が増えるのは避けられません。年金や医療費の財源を支える人が減る一方で、支えられる側は増える。そうなると、当然ながら税金や保険料は上がっていく。結局、働く世代の可処分所得はますます減って、生活はますます厳しくなっていく…そんな悪循環に入っているように思います。
アベノミクスについては賛否両論ありますが、個人的には「目的からすれば失敗」と言われても仕方ないと思います。インフレ目標2%は達成できず、賃金も上がらず、国民の生活水準は改善しなかった。でも、それでも評価したいのは、あの時代に「日本経済を立て直そう」と本気で動いたこと。バブル崩壊以降、20年近くほとんど大きな経済政策がなかった中で、方向性を示したという点では意味があったと思います。
結果的に、豊かになったのは企業の方でした。特に製造業やB2B企業は、世界での競争力を取り戻し、日本経済そのものの基盤は少しずつ強くなっている。でもその「豊かさ」が庶民の財布に届かないまま、格差だけが広がっているのが今の日本。これから政府がどれだけ“本気”でそのギャップを埋められるのか、そこが一番の見どころですね。
まとめ
- 世界の多くの国で2020~2025年にかけ累積インフレが発生し、米国やドイツは20%超の上昇を記録。
- 日本の累積インフレ率は約8%と低く、過去の低インフレ・デフレの影響で緩やかに推移。
- 実質賃金は長年低迷しており、給料上昇が物価上昇に追いつかず生活実感は苦しい状況。
- 政府は賃金上昇や最低賃金引き上げなど複合施策で改善を目指すが、少子高齢化の課題も大きい。
- 日本企業は世界競争力を回復し豊かになったが、格差拡大が続き、庶民への恩恵は限定的なまま。
引用元
[Reddit – r/JapanFinance](https://www.reddit.com/r/JapanFinance/comments/1nvzhmb/global_inflation_20202025_japan_has_been_lucky/)

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