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山本由伸こそNL最優秀投手にふさわしい理由
本題に入る前にいくつか注意点を。まず、今回は投手の成績をかなり深掘りする内容なので、そういうのが苦手な人はスルーしてOK。それと、Jomboyが考案したSimple Game Score(SGS)っていう指標を使う。2024年のワールドシリーズでのMookieに対するファン妨害の件でJomboyが笑ってたのを快く思ってない人もいると思うけど、そのへんの感情は一旦置いといてほしい。SGSはなかなか鋭い分析ができる指標だと思うので。
SGSはBill Jamesが考案したGame Score(先発投手が一試合でどれだけ良い投球をしたかを測る指標)をベースにしてる。
https://www.baseball-reference.com/glossary/game-score/
SGSはそれをさらにシンプルにした計算式で、先発投手はアウトを取るごとに1点もらえる。自責点1つにつき1点減点、記録上の失点(自責点じゃないやつ)1つにつき0.5点減点。7回以降に取ったアウトは1つにつき1.33点になる。つまり完投完封なら最大30点。16点以上なら「勝てるチャンスを作った」試合、10点以下は「チームの負けの原因になった」ダメ試合ってこと。
なんで自責点じゃない失点は0.5点しか引かれないのかというと、いい投手っていうのは味方がエラーした時にちゃんとカバーできるから。遊撃手がトンネルしても、次でゲッツーを取ったり三振を奪ったりできるのが良い投手ってわけ。
じゃあなんで奪三振数や被安打、四球はSGSの計算式に入ってないのか。SGSはあくまで「その試合の結果」を測るための指標だから。奪三振とか奪三振率、被打率、四球なんかを入れ始めると、それはもう「今後の成績を予測する」ための指標になっちゃって、「実際にその試合で何が起きたか」を振り返る指標じゃなくなる。
例えば2026年4月13日、Wrobo(大勢?)は8回無失点、奪三振2という投球をした。結果としては素晴らしいけど、そのイニングの奪三振率の低さ(空振りわずか4つ)みたいな予測系の指標で見れば、「次の登板でも同じくらい良い結果が出るとは限らない」ってことになる。でもSGSは「今後どうなるか予想される」かどうかは気にしない。「実際に何が起きたか」だけを見る指標。
山本の話に戻ると、28試合先発でのSGS平均を見ると、NLの他の投手をぶっちぎってる。以下、Jacob Misiorowski、Chris Sale、Cristopher Sanchezの数字と一緒に載せる。
・山本 ― 28先発でSGS平均18.5。78.6%の試合で「勝てるチャンス」を作り、ダメ試合はゼロ
・Miz ― 28先発で平均16.8。64.3%がチャンスを作った試合、ダメ試合1回
・Sale ― 27先発で平均16.9、70.4%、ダメ試合2回
・Sanchez ― 32先発で平均17.1、62.5%、ダメ試合2回
この指標で見る限り、山本はNLのどの投手よりもチームに貢献してる。MizのほうがERAは低いけど、投球イニング数もかなり少なくて、その分ブリュワーズのブルペンに負担をかけてる。この2人のSGS比較を見ればそれが表れてる。
山本は(少なくとも今シーズンは)サイ・ヤング賞は獲れないだろう。でもSGSの分析を見る限り、彼こそチームにとって一番価値のある投手かもしれない。
追記:最後の一文はもっと正確に言い直すと、「SGSの分析は、山本がチームに対して最も良く、そして最も頻繁に『勝てるチャンス』を与えてきたことを示している」ってことになる。
海外の反応
何週間も前から言ってるんだけど、山本の安定感がマジで別格なんだよな。あれだけ先発してるのに『ハズレ登板ゼロ』ってヤバくない?普通ならもう1回くらい炎上してもおかしくないのに、毎回試合を作ってくれる
もう一つ統計を教えてやるよ。ワールドシリーズ第7戦で山本がブルペンで肩を作り始めた瞬間の、相手ファンのストレスレベルってやつをな
それを第3戦でブルペンに入ってきた時と比べてみろよ
実際はよく言われてるよりずっと僅差だよ、特に山本とフィリーズ投手陣を比べるとね。fWARだとbWARより1勝分ぐらい評価が低くなるんだけど、それはfWARが守備の悪いチームの投手を優遇して、守備の良いチームの投手を割引くからなんだよな。
それでもサイ・ヤングはミズに入れるとは思うけど、イニング数を考えたら山本はセイルより上、サイ・ヤング2位につけていいと思う
ブリュワーズにとってミズ以上に『価値のある』投手なんていないだろ
2年前、友達が全く同じ理屈でリンドールについて主張してたわ。『一番上手い選手じゃなくて、そのチームにとって一番価値がある選手が大事なんだ』ってな。で、その年MVP取ったの大谷だったんだけど
分かるよ。『大谷がいなくてもドジャースは勝てる、だからこの選手がMVPだ』っていう理屈でしょ。
最後の一文の書き方が悪かったかもな。『今シーズン、山本ほど頻繁にチームに良い勝ち目を与えているNL投手は他にいない』って言いたかったんだ
山本がいなくてもドジャースの投手陣にはまだまだ『勢い』がある。でもミズがいなかったら、ブリュワーズはその面でかなり苦しむと思うよ
だからこそ言い方を変えたんだ。このデータで見る限り、山本はミズがブリュワーズに与えている以上に、チームに良く頻繁な勝ち目を与えてるってことだよ
興味あるのは、山本が登板した試合の援護率を他のライバル投手にも同じように当てはめたら、投手同士の対戦成績ってどう変わるんだろうってこと
なるほど、それなら言い方を変えるよ。2026年シーズンに限れば、ミズが野球界で一番価値のある投手だった、と
この分析のどこがミズを最も価値のある投手として示せてないと思う?
悪気があるわけじゃないんだけど…ミズが圧倒してる普通の指標じゃなくて、あえて先進的な指標を使ってるところかな。
もっとまともな指摘をすると、その指標って投手が試合を長く投げるほど評価が上がる仕組みだよね?ミズの方が援護点をもらいやすくて早めに降板させられてるんじゃない?(山本の援護点の少なさはうちのサブレでもよくネタにされてるし)マーフィー監督って平均してロバーツより早めに投手を代えるの?
ミズがより良い勝ち目をチームに与えてるっていうのは、具体的にどの指標で分かるの?あと言っておくと、これはFIPやSIERAみたいな『予測』系の指標じゃなくて、結果を分析してるものだから。ミズの9イニングあたり奪三振率が高くて、ほぼ誰よりも『良い投手』と予測されるのは分かってるけど、実際の登板結果はどうなのかって話でね。
援護点が多いとか、ブルペンが強い(パドレスみたいな)から早めに降板するっていう指摘は、確かにフェアな点だと思う。全てのアウトを均等に評価するように計算し直して、大きく結果が変わるか確認してみてもいいかも
防御率、WHIP、被打率。三振の総数だけでも十分な理由になると思うけどな。打者を三振に取ること以上に、他の野手に何もさせずに済む価値のあるプレーなんてないんだから。
あと、投手の『長く投げ続けられるか』を評価する指標を探してるように見えるんだけど、それってまさに山本の持ち味の話だよね。
山本が(どれだけ素晴らしい投手だとしても)今季ベストの投手だっていう主張には、正直あまり説得力を感じないな
ちょっと付き合ってくれ、こんな思考実験を。
2人の投手がどちらも7回を無失点で投げ切ったとする。投手Aは被安打5、四球3、奪三振4。投手Bは被安打2、四球0、奪三振10。
どちらも8回からは降板してるとして、AとBどっちがチームに良い勝ち目を与えたと言える?それとも同じ?
この分析は被打率やWHIP、奪三振数は見てなくて、勝ち負けの観点では『失点したかどうか』が全てで、被安打や四球の多い少ないは関係ないっていう考え方なんだ。WHIPが低くて奪三振が多い方が良い投球だって『予測』はできるけど、これはあくまで結果だけを見てるから、アウトの取り方がどうであれアウトはアウトってことでね
失点だけを気にするなら、普通に防御率かWin Probability Added(その選手がどれだけ勝利に貢献したか)で判断すればよくない?エラーが起きた時に投手がどれだけチームを助けてるかって話をしてる割に、三振の価値を完全に無視してるよね。三振なら守備にエラーのチャンスすら与えないんだから。
この思考実験だと、出塁を許した数が少ない分、投手Bの方が価値あると思う。どちらも無失点なのは同じでも、Bの方が相手にチャンスを与えなかった分、チームをより有利な状況に置いてるよ
投稿主は普通に、山本の方が価値があるっていう別の評価システムを見せてくれてるじゃん。その考えに同意しなくてもいいけど、反論するならちゃんと根拠を持ってきなよ
いや根拠は出したじゃん…ミズはブリュワーズにとって圧倒的に価値がある。もっと言えば、2026年で見ればどの投手よりも価値がある。
投球回だって『大幅に少ない』わけじゃなくて、差はたった9回くらい。被打率は反則級だし、WHIPでも山本に勝ってる。誤解しないでほしいけど、山本のことは好きだよ
その線引き自体がかなり恣意的だと思うけどな。それなら勝敗数で見て、ミズが登板した試合の方がブリュワーズの勝率が良くて、山本が登板した試合よりドジャースの負けが少ないって理由で、ミズにあげてもいいことになる。
特に『投球回が大幅に少ない』って言うけど実際は10回くらいの差で、しかもミズは肘を守るために何度か早めに降板させられてる一方、山本はほとんどの登板で中6日以上の余裕をもらえてる点も無視してる。ミズは中4日、基本中5日で回されてて中7日は一度もないのに対して、山本は中5日以下で投げたことが一度もなくて、基本中6日、時には中7日もある。
この投稿、『その選手の得意な部分を全部取り除いたら、実は普通の選手だ』っていうNFLでよくあるネタ投稿とあんまり変わらないと思うよ
山本にちゃんと援護点があれば、みんなマジで山本を怖がると思うんだけどな
山本とカムって比べるとどうなの?
いい質問だね。明日シュリットラーのデータも追加するよ。ぱっと思いつく限りだと、彼はハズレ登板がいくつかありそうな気がするけど、確認してみるよ
正確さと安定感って、勢いや積極性の陰に隠れがちだよな。第7戦は個人的にはミズに投げてほしいけど、そこまでチームを連れて行ってくれるのはヨシだと思う
第7戦なら俺はミズよりヨシを取るね。ヨシならプレッシャーに対応できるって分かってるから。ミズは何が出てくるか読めない。良い時もあれば微妙な時もあるし…第7戦で不確実性は要らないんだよな
スポーツの『大一番』における戦いの多くはメンタル面だし、ミズみたいに実力がある選手でも、実際に証明するまでは期待通りのパフォーマンスを出せるなんて絶対に思わない
NBA系のサブレで見たんだけど、トップ選手同士の差ってメンタルらしいよ。ポストシーズンでブリュワーズがドジャースと再戦することになったら、ミズがそこを超えられるか見ものだな
ヨシはサイ・ヤング獲るべきだろ!この分析、めちゃくちゃ面白いわ
サイ・ヤング獲る可能性はゼロだね
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